電話する必要性が生じたら、3秒以内に電話する

 私が「この人は仕事が速いな」と感じる人に共通している特徴として、電話をする必要性が生じたら、速攻で電話するというものがあります。自分の案件で電話することだけでなく、他の人から質問されて、自分の中に答えがないとき、知ってそうな人に連絡する際のスピードも速いのです。

 

他の人から相談をうけて自分の中に答えがないとき、知ってそうな人にすぐ電話することのメリットは?

ー相談者が隣にいる間に電話することにより、相談者が悩みを解決できたか確認しながら話を進めることができる。

ー自分も仕事をためこむことがなくなり、Win-Winの関係を作ることができる。

ー相談相手からはすぐ解決してもらえたということで、感謝されて信用ポイントが上がる。すぐ電話して確認しようとしてくれたというだけでも、相談者からは信頼を得られる。

 

3秒以内に電話をするためには?

ーよく使う電話番号を暗記する。

ーよくつなぐ電話番号をすぐ見れるところにメモしておく。

ー電話機の位置が大切。自分の机の左側に置くようにする(右利きの場合)。受話器を取るために立ち上がるなどやっていたら3秒では電話できない。

 

すぐ電話する際の注意点は?

ー素早く電話するといっても、ゆったりとした気持ちで電話すること。あせっている気配を見せない。速く電話することよりも焦って電話しているように見える方がよくない。

ー話の背景と確認したい点をまとめてから電話すること。話がきちんとまとまっていない段階で電話してしまうと、相手にも迷惑となってしまう。

ー電話するスピードだけでなく、電話の内容を記録するためのメモもすぐに取り出せるようにしておかないといけない。

 

 たとえば、後輩から質問されてついつい「自分もわからないから、今度会った時に聞いておくよ」と先延ばししてしまう人は、この「3秒ルール」を作って試してみてはいかがでしょうか。逆に相談者の立場になればわかるのですが、すぐ電話してくれて悩みを解決してくれる先輩はとても頼もしく思えて、自分もこうなりたいと素直に思えます。